電子マネーの口座管理・履歴管理
たとえば、
セブンイレブンのnanacoでも、エアポートのEdyでも、 スマホの機種交換をすると管理番号(固有番号)が変わる。
家計簿アプリの電子マネー口座は、もし
- 固有番号に紐づいている場合は、スマホを更新すると口座も変わってしまう。
- ログインサイトに紐づいている場合は、もしかすると、更新しても口座は継続する。
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財布で買い物(現金ニコニコ払い)すると、財布を新しいものに変えても、現金払いの記録は連続する。
電子マネーnanacoにしても、スマホを更新(交換)しても、実態は連続しているので、口座も連続していて欲しい。
銀行だって、引っ越しなどで支店を異動させても、連続性は維持できるようにしてくれた(筈)。
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電子マネーに話を戻す。
アグリゲーションサービスでは、ログイン先の情報を反映させるだけだから、途中で電子マネー管理番号が変わっても影響は受けない(筈)。もしくは、サイトは管理番号別にデータを渡してくるかもしれない。
家計簿アプリ側の問題ではなくて、電子マネー側の問題かもしれない。
さて、現実に即して、
複数のnanaco番号それぞれの履歴が存在するのだから、今は使わないものでも、過去分との比較、トレンドを見るには、口座は削除できないことになる。履歴は口座に紐づいているから、口座を削除するとその口座の過去データも削除される。実態は履歴を削除しないと口座は消せない。
ということはZaimでは履歴のある口座はずっと並べておくことになる。非表示にすると履歴も非表示になる場合は、トップページに残したままにしなければいけない。これではトップページは口座のアイコンで埋め尽くされてしまう。クレージー。
よくある質問を見ても、非表示にしても履歴は削除されないと記載はあるが、履歴の表示非表示の記載はない(不親切)。
プレミアム版ならデータ永久保存。トップページはどうなるの。
<Zaim 口座 非表示>
https://content.zaim.net/questions/show/107
このページ下部の注意事項に口座は削除できないと記載がある。テストで試しに作った口座すら削除できない。口座名を「-」にでもしておけと記載がある。これは駄目だわ。開発または設計の敗北宣言みたいなものだ。馬鹿の証明。残念ね。ライフサイクルマネジメントは基本中の基本だろうが。
使わなくなった電子マネーの名前を「-」に変えたら過去履歴の素性すら分からなくなる。
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中途半端なスペックのZaimは特に連携利用では始末が悪すぎる。まあ、電子マネーなどは絶対に、連携などしてはいけない。 連携はトラブルサムなのは電子マネーに限らないだろう。何度も同じ結論に行くが、この連携の下手なZaimでは工夫して使うと言うよりは、きっぱり連携は使わないことだ。色々想定外の問題を起こす。撤収する時も苦労しそうだ。
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結論:サイト連携禁止
銀行・カードに限らず電子マネーもポイント・マイレージも一切サイト連携は行わないこと。理由は口座管理が稚拙なため口座全体の統合管理が出来ないため。
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電子マネーに注目して、
特別な事情がない限り、特定の電子マネー、例えばnanacoは特定のデバイスで利用するが、デバイスを更新してnanaco番号も更新しても、同じnanacoと理解して利用する。
もしカードのnanacoも持っている場合は残高を使い切ってカードを返却処分することだ。ポイントの扱いは少し面倒になるかも知れない。
家計簿上の表現は、カード型nanacoという口座を用意するしかない。カード残高を使い切って終了と同時に「非表示」扱いに移す。カードが複数枚ある時は口座も複数となる。
カード型電子マネーは事情がない限り利用しない。基本はスマホ(モバイル)型を利用する。
複数のスマホに電子マネーをセットした場合は、識別してそれぞれに口座を設定する。例えばnanacoモバイルAとnanacoモバイルBのように。
最新残高をチェックして記載するようなことはしないこと。
口座管理が下手と言うのはフロー&ストックのストック管理ができないと言うこと。フロー管理に注目してZaimを利用するのが正しいだろう。
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電子マネーは「デバイス毎」、「カード毎」に手書きで利用記録を作成する。
電子マネーの識別
モバイル電子マネーはデバイスの識別を利用する。普通は電話番号でいいでしょう。最近はデータSIMだけで電話番号がないスマホもあるようだから、用途名とか、アバター名とか、何らかの工夫は必要だろう。
カード型電子マネーの場合はカードの識別番号をそのまま使うことになる。それ以外を使うと混乱する。
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さてと、
手持ちの電子マネーを全部洗いだして、それをZaimの口座一覧に反映させたくなるでしょうが、それは口座管理に手を染めることになり、混乱と苛立ちの元になるので見送ってよい。
実際に買い物をしてレシートを手にしたら、そのとき初めて口座を用意してやればいい。
あくまでもZaimのメインは家計管理、費目管理、手書管理。
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(参考)マネーフォワードは手書禁止
因みに、マネーフォワードは口座管理、サイト自動連携による記録に徹する使い方を心掛けるべきだろう。手書は基本的に行わない。
マネーフォワードも廃止した口座とか使わなくなった電子マネーの扱いは面倒だ。それはZaimの状況と変わらない。
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どんなツールを使ったとしても、
最後まで残るのは(最後まで必要とされるのは)
- フローの記録。
- 残高の記録。
どちらも、少々虫食いがでても全容は把握できる。
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(道草)
全くカバーしていないが「QRコード決済」など最近の流行りのスマホ決済はどうなるかな。これは最初からカードは存在しない。スマホベースだから、単純にデバイスによる識別になるかな。
ソフトバンクは嫌いだからPayPayは使わない。キャリアではauもいつも苦労させられるから使わない。LINEはソフトバンクと提携?したような話も。ドコモはピンとこない。
消去法でもないが、結局、楽天しか残っていない。
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